東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程では、学士課程の教育によって得た成果を発展させ、音楽芸術の実践および研究における深く高度な技能と学識を授け、学生が優れた芸術家、音楽家、研究者として活躍していくために必要な能力を身につけられるように教育課程が構成されています。
具体的には、①高度な専門性を育むために各講座が開設している専攻実技、実習?演習、②深い関連知識を複合的?有機的に学修するための大学院特殊研究、原典特殊講義、③柔軟かつ幅広い視野を維持し、常に芸術の基本へと立ち還ることを学ぶための他専攻大学院科目、学部開設科目等、を所定の範囲で履修することが求められています。さらに個々の研究課題に基づく修士論文指導等を通じて、主体的に創作、研究活動を展開していくために必要な教育が提供されます。
各授業科目の評価は、演奏?創作?研究などの専攻ごとの特性に合わせて行われ、公正を旨としながら、学生の芸術活動に関わる人間としての個性を尊重し、それぞれが自立して芸術を探究していく能力を有していることを重視しています。課程の修了においては学位論文に相当するものとして、演奏審査、作品審査、論文審査、およびそれらを複合した形態で学位審査が行われます。学位論文等の審査にあっては、学位論文等評価基準に従って適切に行います。
(2024年12月12日更新)
東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程は、ディプロマ?ポリシーに示された目標を学生が達成できるよう、以下のように教育課程を体系的に編成?実施しています。修士課程で身につけた専門的知識の上に、学生ひとりひとりの特性に沿って、さらに高度な専門知識、表現能力、創造性を備えた人材として成長するための学修の機会が与えられます。
具体的には、①音楽の専門知識、表現能力を専門的に理解?分析?考察する研究手法を身につけるための演習、②より高度な研究手法を実践的?体系的に学ぶ機会を提供する実習に加えて、③一定水準に達していると判断される研究成果を、国内?国外で開催される学会?研究会?演奏会等で発表したり、学術誌等に投稿したりすることによって公表することが求められています。個々の学生の課題に応じた博士論文指導等を通じて、学生が自ら定めた課題について、それぞれの専門分野の発展に寄与する研究をまとめるための教育が提供されます。
各授業科目の評価は、演奏?創作?研究などの専攻ごとの特性に合わせて行われ、公正を旨としながら、学生の芸術活動に関わる人間としての個性を尊重し、それぞれが自立して芸術を探究していく能力を有していることを重視しています。学位論文等の審査にあっては、学位論文等評価基準に従って適切に行います。
(2024年12月12日更新)